ロッキー / Rocky (1976)
割と最近初めて見た作品。
シリーズものを一気見したかったのでこいつをチョイスしたのだが、自分の好きな映画TOP5くらいにランクインするレベルの映画になった。
尚、アマゾンプライムなら全ロッキーシリーズ+ロッキーシリーズ新章クリードも見れるぞ!
あらすじ、無敵の黒人ボクサー、アポロが人気取りのため、格下の相手と闘うことを宣言した。チャンピオンに挑戦するチャンスを与えることで、アメリカン・ドリームを体現しようというのだ。アポロのマネージャーたちは、選ばれたロッキーがサウスポーなのを気にかけ相手を変えるように忠告するがアポロは無視。かくして薄汚れた下町の中、ロッキーのトレーニングが始まる……。(allcinemaから引用)
監督、ジョン・G・アヴィルドセン
ロッキーシリーズ3作目まで、またベストキッドなどの監督をしている。
低予算の中でもヒット作を生み出せる手腕がありつつもダメな映画もたくさん撮ってきた振れ幅が広い監督な模様。男の熱い部分を撮るのが得意なのだろうか。
役者、シルヴェスター・スタローン演じる主人公ロッキー。スタローンを一躍スーパースターに押し上げた作品。実はスタローン自身がプロダクションにこのロッキーの脚本を書いて売り込みに行き、自分を主演で撮ってくれと猛交渉したというバックストーリーがある模様。ものすごいパッション。実は彼、出産時に医者の手違いで顔面の左側の神経が傷つけられたため言語障害が残ってしまったらしい。それにより、劇中すべてのシーンにおいて舌足らずな感じになっている。しかし、この舌足らず感がロッキーの優しい雰囲気や、ファイトの後の疲れっぷりなどの演技を上手く後押しして彼にしか出せない味として出ている。また、タリア・シャイア演じるエイドリアンの演技も見もの。実に絶妙な「芋臭さ」なのだ。仮にもしこれが、絶世の美女がヒロイン役に抜擢されていたらここまでのヒット作にはならなかったと思う。ロッキーとエイドリアン、この二人のイケメンでもなければ美女でもないという絶妙なバランスがヒットの要因なのではないだろうかと思う。
感想、超絶典型的なサクセスストーリーで、見ていて熱くなれる。映画であることを忘れさせる程に自分がロッキーを応援していることに気づく。男の熱さと同時に、エイドリアンとの恋の描き方も、初心で二人ともとても可愛らしい。サブキャラ達もかなり際立っていて、見ている人によっては感情移入するキャラクターが違うだろう。
個人的にはライバルのアポロも好き。
自分の殻を打ち破っていくロッキーを見ていると、自分も頑張らなくてはと感じるところが多々ある。
ロッキーの見どころというと、その音楽、挿入歌。見ていて「あ、この曲どっかで聞いたことある!」のオンパレードなのだ。音楽による盛り上げ方が非常にうまい作品。
そして名シーンの数々。朝起きて、生卵をジョッキにいれてグイッと行きランニングという、何度パロディにされてきたかわからないようなネタから、フィラデルフィア美術館の前でのガッツポーズ。ぜひとも人生で一度はやってみたいもの。
Rocky I - Training (High Definition)
妹に冷たく当たっていたポーリーが最後のシーンで、エイドリアンのために道を開けてあげるところで毎回涙腺崩壊。
最後のロッキーの疲れ故の演技なのか、前述した、言語障害の影響なのかわからないが、ベロベロ状態での「エイドリアーン、エイドリアーン」からの「I LOVE YOU」がかっこよすぎる。
自分のお気に入りのカットを探すのもこの映画の楽しみ方。
この映画を見せて、「あーつまらんかった・・・」って感じる人はそうそういないと思う。最強の万人受け映画なのでは。
そんなロッキーの
オススメ度
★★★★★
\\エイドリア~ン!//